平和ニュース
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築城基地で2回目の米軍機移転訓練
築城ばかり実施に地元に怒りと不安!
 
 今年の3月に続き、2回目の米軍機移転訓練が実施され、爆音騒音は自衛隊機以上で、周辺の被害は大変であった。
 1回目は沖縄・嘉手納基地所属のFー15で行われ、今回は岩国基地のFAー18ホーネット5機が6月18日飛来し、19日から21日「戦闘機戦闘訓練等」を実施。22日撤収のタイプTの訓練で実施された。
 
地元で緊急の抗議集会を開催
 
 6月18日18時から、「米軍再編反対!築城基地に米軍くるな」の抗議集会を築城基地の爆音の聞こえる場所で開催。

 緊急にもかかわらず約30名が参加(福岡市や北九州市からも参加あり)。共産党の真島県会議員も駈け付け挨拶され、県平和委員会からも「米軍機の移転訓練は、血を流す日米同盟化のため、自衛隊を米軍と一体で海外で戦争するための訓練であることを県民に知らせていく」ことが大切であると決意表明。
 
米軍機の離陸は自衛隊の約半分の時間
 
 1日目(19日)は、午前・午後とも米軍機は2機×2回発進。前後して築城のFー2が2機または6機。Fー15は4機または5機が発進。

 2日目(20日)は、午前中米軍機1機と築城Fー15が2機。午後は米軍機4機と築城Fー15の4機。

 米軍機4機が離陸する時間が30秒。前が滑走中に次の戦闘機が発進している。自衛隊機は前が離陸して後に発進するので20〜25秒の間隔がある。明らかに安全無視の「戦争状態」の離陸である。

 3日目(21日)は、米軍機3機発進前に築城のFー2が6機、Fー15が8機飛び立つ。

 8時30分に発進した最初のFー15の4機が米軍機同様に前機が滑走中に発進する。

 米軍と一体化を目指した訓練で「海外で戦争できる自衛隊」化の安全を無視した一端を覗かせた。

 午後も米軍機3機飛び立つ前に、Fー2が4機、Fー15が6機飛び立つ。宮崎県新田原基地からもFー4が4機程度参加しており、相当の戦闘機戦闘が行なわれたものと見られ、米軍機は1機戻らず岩国に帰還したと思われる。

 今回の米軍機のFAー18ホーネットは、空母艦載機で製造された海軍機であり、岩国基地の移転計画のある空母艦載機の夜間離着陸訓練(NLP)飛行場を岩国から180q以内で米軍が要求している事からも、米軍再編による移転訓練を軽視できず、築城が狙われていると県民に知らせる事が大切である。

 監視行動では一般の人達が大勢つめかけ、年金問題や靖国問題・憲法9条談義ができ、楽しい監視行動であった。また、自衛隊の情報保全隊の問題で地元で築城基地への抗議申入れの効果?があってか、基地警備の車からの撮影等がなかったことも特徴であった。
 
 
第2高射群に新型 ミサイル配備予算化
 
 弾道ミサイル防衛の地上配備型(ターミナル段階)新型ミサイル(PACー3)の3つ目の配備先である福岡県春日市に司令部のある第2高射群に2007年度で予算化された。(約769億円)。

 久留米高良台、芦屋、豊津に遅くとも10年度中に配備される。国民生活を守るのはミサイルではないと声を大きくする取組みが大切である。
 
青年研修会代表派遣募金への協力ありがとうございます
 
 5月26〜27日に愛知県小牧市で開催された第6回青年研修会に県下の地区・基礎組織や個人会員及び読者の皆様から多くの浄財の募金を戴き、ありがとうございました。北九大生青年会員を1人送出すことができました。

 参加した青年は、北九州を中心に青年平和活動家として大きく飛躍しています。